

中には、会社に残る事に意識が向く人もいるかもしれませんが。
毎日会社に行き、決められた業務をこなす人がほとんどだと思います。
かくいう私もその一人。
いまでこそ副業も始めましたが、会社という組織に属している以上ストレスを感じることもちらほら。
世の中の多くの社会人が、会社を辞めたいと考えているでしょう。
ほんとに自分は今の会社を辞めるべきか、再度考えることも大事ですが、そんな退職にまつわるまとめと、後半では退職代行について書いていきます。
この記事で分かる事
会社を辞めたい気持ちはどこから?

会社に存在しているのが、自分一人だったらそんなにストレスを感じる機会はないでしょう。
複数の人と関わる事で、時に衝突し、気を揉んで、ストレスを感じるようになっていきます。
自分一人の意見や考えだけでは、完結しないことが多く出てくるんです。
それが結果的に会社に行きたくない気持ちを生み、ひいては辞めたい気持ちに変わっていきます。
まずは、辞めたい気持ちがどこから来てるのか、一度頭の中を整理してスッキリしてみましょう。
人間関係のトラブル
一番多いのがコレ、ズバリ人間関係の問題が原因になってるケースです。
誰もが一度は経験したことがあるでしょう。
「特定の社内の人間が嫌い」、「ウマが合わない」、「苦手」などなど。
仕事で絡む以上、無視するわけにも行きませんし、辛い気持ちになったり逃げだしたくなるはずです。
私も過去色々な退職者を見てきましたが、なんだかんだ言ってみんな「人が嫌になった」から会社を去って行くんです。
まさにキングオブ退職理由、と言ってもいいぐらい人間関係の問題はついて回ります。
人間関係によって過度なストレスや怒り、悲しみなどネガティブな感情が大きくなることで、会社を辞めたくなるわけですね。
業務の内容が合わない
「今現在自分が携わっている業務が、どうも合ってない気がする」。
この理由も多いです。
やりがいを感じなかったり、面白くなかったり。
時には良心が痛む仕事をしている人もいるものです。
一見贅沢な悩みにも見えますが、当の本人は深刻に悩んでるのも特徴です。
毎日惰性で働いている感じがしてしまい、明日への活力が見いだせないんでしょう。
裏を返せば、給料がもらえればそれでいいという方たちに比べ、意識が高い人ともとれます。
仕事がつまらないというのは、実は根深い問題なんですよ。
仕事上のプレッシャー
ほどよい緊張感は良い結果を招きますが、度を越えるとただのストレスに成り下がります。
個人差はありますが、特定の業務を任された結果、静かにつぶれて会社を去って行く人は昔から結構いますね。
その人の性格に左右される部分も多く、なかにはこの手のプレッシャーを感じずにバリバリ働ける社会人もいます。
逆に、一人静かに鬱々としていく人もいます。
実は私も、プレッシャーに弱いタイプなんです。
責任感のある仕事を任されると、マイナスな方向に考え始め、勝手につぶれていくタイプです。笑
最終的には心身に支障をきたすケースでもあるので、できるだけ周囲の人がサポートしてあげるべきですね。
会社を辞めたいのは甘えか?

日本の文化では、多少辛い事があっても頑張るのが美しいとされてきましたから、辞めると言うと「それは甘えだ」みたいにいわれます。
この風潮は昔からあって、習い事を辞めたいときなんかも言われたもんです。
個人的には、「本人が辞めたいんだからやめさせてあげればいいのに」と思ってますが、まだまだこの手の風潮に押し負けて、退職を言い出せない社会人は一定数以上いるんです。
頑張って仕事を続けるべきか
じゃあ今しばらく今の仕事を続けるべきか、となった時に考えるべきは、自身の周りの環境です。
例えば、結婚もして子供も生まれたという状況なら、ポンポン転職をするのはおススメできませんよね。
家計が安定しない事には、家族の将来も見通しが立ちにくいからです。
このように、今一度退職と自身の環境を天秤にかけてみて、ほんとに辞める事がプラスになるのか考える必要はあると思います。
退職を一度我慢すべき状況とは
下記のような職場では、少し我慢してみるのもいいでしょう。
スキルアップが望める環境なら我慢もあり
特定の業種において、働きながら技術を習得できる仕事場であれば、もう少し我慢してみるのはありです。
特に転職市場において、需要が増えつつある職業なら、きちんとスキルを身に着けた後に転職する事で、給与交渉などもやりやすくなります。
昇給昇格が明確
大手企業などでは、割と昇給のフローが明確になっています。
勤続していると、自然と一定の周期で給料が上がって行く会社であれば、焦って退職しなくてもいいでしょう。
ストレスの度合いや我慢を意識しつつ、退職がベストか考えて見ましょう。
会社を辞めることは悪い事ではない
一つ知っておいて欲しい事は、「会社を辞める事は決して悪いことではない」ということです。
そもそも従業員を退職に導いてしまっているのは、会社に問題があるからです。
寿退社や、実家を継ぐためといった特殊な退職理由を除けば、後はほとんど会社の管理不足によるものです。
例え人間関係だとしても、退職に至るまでにしっかりと話を聞いてくれる上司の存在や、問題解決に動いてくれなかった上層部の責任です。
会社を辞める人=人間性に問題ありと思われがちではありますが、実際は環境を整備できなかった会社に問題があると考えれば、自ずと退職は悪い事では無いという結論に達しますね。
状況が好転する要因とは3選

辛くても大変でも、ジッと耐えて勤続していると、ガラッと環境が変わる場合もあります。
代表的なものは下記の4つ、ほとんどはアナタがコントロールできるものではないかもしれませんが、結果的に環境が好転するケースが多いものです。
人事異動で嫌な人と離れられた
嫌いな人、苦手な人と一緒に働くのが苦痛な場合、その人もしくはあなたが異動する事で、一気に会社に来るのが楽しくなる場合があります。
業務内容が変わる場合や、業務量が増える事もありますが、それでも嫌な人と離れられると、大きく気分も変わります。
それまで悶々としていた時期もバカバカしく感じるほどに、一気に好転するケースもあります。
人間関係が退職率に関係しているという顕著な例だと言えるでしょう。
業務内容が変わる
先ほども触れましたが、長く勤続しているとある時を境に任される業務がガラッと変わる時があります。
それまでの業務に不満が募っていた場合、結果的に出社することが楽しくなるでしょう。
これは、人間関係の問題と言うより、業務内容が合っていないと感じている人に起こるケースです。
問題が一つあって、変わった業務がもっと合わない可能性もあるという事です。
今よりも更に退職したくなったら、その際はいさぎよく辞める方がいいかもしれませんね。
言いたい事は言ってみる
色々な性格の社会人がいますから、ガンガン自分の意見を言える人もいれば、そうでない人もいるわけです。
前者なら放っておいても、それなりの成果を上げつつ注目されながら働くことができますが、自身の意見を口にするのが苦手な人は、様々な局面で損をしがちです。
人間関係の問題にしろ、業務内容の問題にしろ、限界だと思ったら勇気を振り絞って上司に相談してみる事も大事です。
そもそも「そんな問題を抱えていたなんて・・・。」と、改めて認識してくれる上司もいますし、自分の意見を言って損をすることはあまりないんです。
どうせ辞めるならと割り切って、思いの丈をぶつけてみるのもありだと思います。
自分の体験談では、この後状況が好転することが多かったですね。
どうしてもだめな時は退職代行を使おう!

ここまで退職にまつわる様々なケースに触れてきましたが、どうしても会社に行きたくない、もういけないと感じている方は、退職に向けて動きましょう。
無理して勤続していると、最終的には体調を壊す可能性が高いからです。
更に、代行を使ってサクッと辞めたいということであれば、退職代行サービスがおすすめです。
もはや説明不要なほど認知されているサービスではありますが、あまり知らないという方は下記の記事を参考にしてみてください。
退職代行サービスとは?
その名の通りあなたに代わって勤め先に退職の連絡をしてくれるサービスです。
大きく分けて、民間企業が運営しているものと、弁護士事務所が行っているものと二つ存在します。
価格は大体数万円ほどで、弁護士に頼む際はこれよりも少し高くなります。
基本的には、退職の意思を伝えてくれるサービスなので、それ以外の交渉事は難しい場合がありますが、弁護士事務所の退職代行では、より多くの項目を交渉してくれます。
詳しくは、こちらの記事を参考にしてみてください。
退職代行のメリットは?
メリットはなんといっても、会社に出社せずに辞めれる点です。
特に、上司に会いたくない、嫌いで口も聞きたくない場合は、大きく効力を発揮してくれるでしょう。
勤め先にもよりますが、有給休暇の残りを上手く使う事で、即日退職も可能です。
退職にまつわる重要書類の手続きなども、基本的には退職代行サービスが間に入ってやりとりしてくれるので、あなたはただ家で業者から連絡が来るのを待つだけという楽さも魅力です。
参考記事:退職代行を使って退職する保育士が急増!?そのメリットは?
退職代行のデメリットは?
世の中うまい話ばかりではないので、多少なりともデメリットが存在します。
退職代行サービスに依頼した場合、場合によっては有給休暇をすべて消化できなかったり、未払いの給与の一部がもらえなかったりする場合もあります。
ほとんどの場合、こういった問題に発展する事もありませんが、可能性として起こりうると覚えておきましょう。
その他、思わぬトラブルに巻き込まれたり、悪評が立つこともあるかもしれません。
個人差がある領域なので一概には言えませんが、簡単に会社を辞めれる代わりにこのようなリスクもあるということですね。
退職代行サービスの費用はどのぐらい?
先ほど数万円と書きましたが、民間企業運営の退職代行に依頼する場合、大体3万円が相場となっています。
最安値は27,000円ほどで、逆に高めの業者はネームバリューがあったり、一部労働組合が関与してくれたりと、得られる恩恵も大きくなっています。
弁護士事務所運営の退職代行では、少し高めの5万円が相場でしょう。
退職の意思を代わりに伝える事は誰でもできますが、給料に関する交渉や、有給休暇の利用などで交渉が必要になると、弁護士資格を持った人しか応じる事が出来ません。
参考記事:非弁行為について
そのため、自身の退職に伴ってこうした交渉項目がある場合は、高めの費用を払って、弁護士事務所が運営するサービスにお願いする方がいいでしょう。
また、民間企業の退職代行では、追加料金やオプションが掛からない事が多く、基本的に最初の3万円ほどを入金すると実行してくれますが、弁護士事務所の方は項目に応じて追加料金が発生する場合もあります。
相談はどこも無料で応じてくれますので、最初に聞いておくといいでしょう。
その上で、信頼できると思った業者に、正式にお願いする流れで進めましょう。
参考記事:退職代行費用ランキング[正社員編]
この記事のまとめ
会社を辞めたいと悩んでいるのは、アナタだけではありません。
最初にも書いた通り、世の中の多くの社会人は会社に行きたくないと感じているでしょう。
その中で多少辞めたい気持ちが盛り上がってしまっただけだと思えば、気も楽になるかと思います。
自身の状況を考えて見て、割に合わない職場に毎日出勤してると感じるのであれば、退職に向けて動く事は正しい事だといえるでしょう。
また、世の中にはブラック企業はまだまだ多く存在します。
特に、心無い言葉を発する上司の存在や、それこそ退職を願い出たのにはなしを聞いてくれない管理職なんてのも多く存在しています。
それらが原因で、強いストレスを感じるのは非常にナンセンスです。
辞めさせてくれないなら、代行を使ってでも辞めるスタンスでいいと思いますよ。
限界だと感じてしまったら、退職代行を使ってでも辞める、それが今後の人生に大きく貢献してくれると思えば、こうした辞め方だってありだと思ってきませんか?
最後に、当サイトでも紹介している優良な退職代行サービスを幾つか掲載しておきます。
気になる方は、詳細を確認してみてください。
この記事を読んだ悩める社会人が、少しでも気持ちが楽になってくれたら幸いです。