

上司たちに振り回されたり、部下と上司の板挟みになったり。
今回は、そんな板挟みに悩む平社員の方や中間管理職の方に向けて書いてます。
長く会社勤めをしていると、板挟みでストレスを感じた経験があると思います。
神経を使うし、イライラしたり不快な気分になることも。非常に無駄なストレスですよね?
仕事上での板挟み問題は、人間関係に起因しています。
自分の立ち回りや、意識の持ち方で解消できることもあります。今回は、そんなポイントを書いていきます。
この記事を読む事で、自分の置かれている状況の再確認や、時には環境を変える事の重要性が分かります。
では行きましょう!
この記事で分かる事
仕事上の板挟みはストレスが大きい

複数の人と絡む必要がある会社では、板挟みのストレスはかなりやっかいなものです。
かくいう私も、過去に複数の会社で経験してきました。

その結果自分だけ疲弊していくのが、つらいですね。
板挟みの極み!人によって言ってることが代わる
ノーリーの経験上、一番振り回されるのがこのケースです。
誰かと誰かが敵対しあってる場合、相手の思惑通りに事を進めさせないために、途中で内容がコロッと代わる。
たらいまわしにされて、無駄な時間を使う事になり、大きなストレスを感じました。
人間関係のトラブルに巻き込まれる
自分は普通に働いてただけなのに、気が付くと最前線に立たされている。
こんな経験ありませんか?
私はあります!
いつの間にか伝令役になっていたり、小間使いのようになっている状態です。
当人同士で直接やってくれれば話も早くて済むのにと感じるケースです。
仕事上で板挟みになるのはこんな状況

このような事態以外にも、板挟みは実に様々な状況下で発生します。
- 上司と別の上司の間でストレスを感じる
- 上司と部下の板挟みはしんどい
- 自部署と他部署との板ばさみ
- クライアントと自社との板ばさみは困る
- 同僚と同僚とで板挟みにあう
一つずつ見ていきましょう。
上司と別の上司の間でストレスを感じる
上司通しが仲が悪く、仕事を介して板挟みになる状態です。
両方上司なので、どちらも無下にすることはできません。
片方に肩入れすることもできず、ただただ振り回されることとなり、毎日ストレスを感じます。
仕事をする上で上司と部下の板挟みはしんどい
自分が面倒を見ている部下と、自分の上司。
この間に立つのも、なかなか骨が折れます。
部下には頼れる先輩でいたいし、上司の言う事は絶対。
自分の部下を評価しない上司が上にいると、この状況にさいなまれることも。
自部署と他部署とで仕事上の板ばさみ
部署通しの折り合いが悪く、やり取りが進まないパターンがこれです。
板ばさみになった窓口の自分が、一番損をする事になります。
更に、クライアントの案件だったりすると、納期があったりして非常にやきもきします。
つまらないことで案件が進まず、強い憤りを感じることも。
それがそのままストレスになります。
クライアントと自社との板ばさみは困る
クライアントは立てるべき存在です。
それに対して、なぜかこちらの上司も折れない。
板挟みになって、調整する必要が出てくるパターンです。
基本的にクライアントが関わっている板挟みは、ストレスの度合いも強くなる傾向にあります。
同僚と同僚との間で板挟みにあう
社内恋愛のもつれや、性格の不一致などで揉めるパターンです。
どちらの言い分も聞いていると、いつのまにか板挟みになっていることがあります。
お互い感情的になっていることも多く、その矛先が容易に自分に向くときもあるので、無駄なストレスを感じることになります。
仕事上で板挟みストレスを受けないための対策法

こうして書くと生々しい感じがありますね。
僕も過去、色々な会社で苦労しました。
ここでは、簡単な対策法を挙げてみます。
ストレスを減らすための社内営業は重要
社内営業は、色々な場面で効力を発揮します。
難しいことはありません、普段から色々な部署の方含め、コミュニケーションを取っておくだけです。
自分はどういう人か知っていてもらうだけで、その後の対応も変わってきますから、普段から多くの人と会話をしておくことをおススメします。
更に上の上司に相談してみよう
上司が絡んだ板挟みの場合、更に上の立場の上司に相談することで、一気に解決することがあります。
特に、感情的になって居ればいるほど、第三者からみたらくだらない事だったりするので、上の立場の人が出てくると簡単に収束することも。
時には、告げ口ならぬ上役に相談することも、視野に入れておきましょう。
身近な上司に問題がある場合は一度話し合いを
自分の直属の上司に明らかに問題がある場合、思い切って一度話し合いをしてみた方がいいです。
自分に対して悪い感情を抱いていなければ、話自体は聞いてくれるはずです。
「自分は今こう思ってる」「今後はこう進めたい」という意思表示をすることで、改善するケースも多々あります。
仕事上で人間関係トラブルに巻き込まれないための立ち回り方

このような板挟みに巻き込まれない様にするには、普段から自身の立ち回りを意識しておくようにしましょう。
自分自身を確立させること
自分自身の考えや意見は、一貫性を持たせるようにしましょう。
その上で、日ごろから「自分はこういう人間です」という点を知っておいてもらえように、ほどよくアピールしておくこと。
アナタという人間が、何を好み何を嫌うか。
この点が周知されていれば、板挟みに巻き込まれる可能性は半減します。
できるだけ静観を貫く
板挟みに巻き込まれそうになった際に、意見を求められても、なるべく偏った意見は言わない方が吉です。
あくまで自分は部外者、関係はないという点を、知ってもらうためにも、できるだけ静観を貫きましょう。
目の前の自分の業務に、没頭するだけです。
どちらの意見にも迎合しないこと
静観と反対で、必要以上に片方の意見に迎合するのは危険です。
一見片側が正しく、もう片側が間違っているという場合でも、あからさまに偏ると一気に巻き込まれる事があります。
いきなり面倒なストレスを感じる事になるので、基本的には誰にも迎合しないことをおすすめします。
仕事上で板挟みにあいやすい人の特徴

過去自分も含め、周囲の人を見ていると、板挟みにあって潰れていく人には共通点があります。
以下の様なものです。
●八方美人は損をする
●真面目な人は巻き込まれやすい
●大人しい人は板挟みになりやすい
●責任感が強い人も要注意
八方美人は損をする
一見するとどこにも属さず、皆と仲良くやっているようにも見受けられますが、いざことが起こると一番火の粉を浴びてしまケースです。
平和主義、中立といったポシティブなワードが似合いそうな八方美人ですが、やりすぎは禁物。
誰にでも等しく接する様に、自分を確立しておく方がいいでしょう。
仕事上真面目な人は巻き込まれやすい
根が真面目な人程トラブルに巻き込まれます。
真面目=お願い事を聞いてくれやすいというイメージがあるからです。
実際、真面目に働いている人は責任を転嫁させられることも多く、最終的にすべての罪を擦り付けられることも。
偽善やボランティアは、会社では不要のものです。
時には不真面目アピールも大事だということになります。
大人しい人は板挟みになりやすい
真面目なタイプと似て、普段から意思表示をしない大人しい人も、板挟みに巻き込まれがちです。
大人しいが故に、愚痴を聞かされたり、一方的に意見を求められる機会も多いでしょう。
その際の発言は、一歩間違えると地獄への片道切符を手に入れる事となってしまいますから、あらかじめ普段から自分の意思表示は行う方がいいです。
仕事の責任感が強い人も要注意
何事も責任をもって行動することはいいことですが、板挟みトラブルの際には、悪い方向に芽が出てしまうことも。
そもそも「●●さんは責任感があるから」的な目でみられていると、ていよく使われてしまうことになります。
最初に拒絶する姿勢を出す事も、時には必要です。
仕事における人間関係の悩みはストレスで退職する原因に繋がる

人間関係の問題や悩みは、ダイレクトにストレスに直結します。
ここでは、ストレスを感じないためのポイントを挙げてみます。
退職理由第一位は人間関係です
多くの会社でマネジメントの問題に耳を傾ていると、とにかく退職に関係する一番の理由は、人間関係だという事が分かりました。
これら人間関係の問題の、根底にある原因はささいなことだったりします。
全員が全員礼儀や礼節を重んじていても、人と人との間には、相手を拒絶したくなる要因が多く存在します。
各々個性があるので、当然のことなんですが、とにかく人間関係の悪化は退職を招き、ひいては事業にも影響をあたえるという事は、多くの人に知っておいて欲しいです。
アドラーの「嫌われる勇気」を参考に
一昔前に流行った自己啓発本で、「嫌われる勇気」というものがあります。
ノーリーも読んでみましたが、非常にためになる本でした。
自分を確立した上で、他者の目を気にしないことの重要性が書いてあります。
ストレスを感じずに、毎日イキイキと生活することを希望する人は、是非読んでみて欲しいと思います。
他人の課題に踏み込まないこと
書籍「嫌われる勇気」の中にも登場しますが、相手が自分を嫌うのは、あくまで他人の課題です。
妬み、そねみ、恨みなどは、こちらが気を付けていても誰かに持たれる感情です。
それは、相手方の受け取り方に課題があるということです。
いちいち他人の課題に巻き込まれていては、人生がつまらない物になってしまいます。
仕事上の板挟みストレスが限界に達したら退職・転職を

一つの結論として、板挟みのストレスに悩んでいる方は、潔く退職・転職に向けて動く方が吉です。
板挟みに疲れたら会社を変える事が一番の特効薬
ストレスを緩和する一番の方法は、環境を変えることです。
・会社を変える
・付き合っていく人間を変える
これにより、状況は一変します。
ストレスにつぶされるぐらいなら、気が引けると言っても退職や転職をする。
何も悪いことではありません。
むしろ、人生を楽しむためには必要な手法だとさえ言えるでしょう。
人間関係は再度一から作っていく
環境を変えた場合、仕事上の人間関係はまた一から構築する必要があります。
深くかかわる人の趣味趣向をとらえて、円滑にコミュニケーションをとる。
新たにこうした点に注力する必要はあります。
一見面倒だと感じる人も多いですが、新しい職場でうまくやれる人が多いのであれば、それは贅沢なことです。
退職・転職のデメリットとしては、新しい職場に問題のある人がまた潜んでいる可能性があるということでしょうか。
退職代行や転職サイトの活用も視野に入れる
- 会社を辞めたいのに辞めれない
- 先に新しい職場を見つけたい
板挟みのストレス悩みを抱えている方には、退職代行の利用を検討して欲しいと思います。
本来退職代行サービスは、こうした深い悩みを持つ人の救いになるためのものです。
活用することは悪ではないし、ホントに困った時には効力を発揮してくれるサービスです。
参考記事⇒退職代価格ランキング
おすすめの一風変わったストレス解消法4選

世の中にストレス解消法は多く情報が出回っていますが、今回は一風変わった効果のある手法を紹介します。
バッティングセンターに行く
バットでボールを打つ行為は、思った以上にストレス発散に繋がります。
爽快感がエグいです。
フラット立ち寄ったバッティングセンターで、思わず熱がこもってしまった経験がある人も居るでしょう。
精神的に疲れたなと感じたら、是非一度試してみてください。
カラオケに行く
大きな声を出すことも、ストレス発散に効果があります。
好きな歌を好きなだけ歌う。
時間も有意義に使えますし、心持も軽くなります。
おすすめは一人で行くことです。周囲に気を使わず、歌いたい曲を入れていくのがポイントです。
軽めのジョギングを始める
頑張って早起きし、家の周囲を軽く走るのもおすすめです。
運動不足がたたると、精神衛生上も悪影響がある気がします。
最近運動がご無沙汰と感じてる人は、ストレスの発散にも効果があるということを覚えておいて欲しいです。
無理な距離を走る必要はないですが、できれば習慣化したいものですね。
お酒に逃げるのはやめましょう
お酒が好きな人は、ストレスのはけ口に飲むことが多いですが、これは逆にあまりおすすめできません。
なにより、アルコール依存症という立派な病気が存在します。
心が参っていると、ついつい飲む量も増えるというものです。
一時はストレスの緩和を感じれるかもしれませんが、ずっと飲み続ける事になるとよろしくありません。
お酒はほどほどにするのが一番です。
<まとめ>会社の板挟みのストレスは上手くやり過ごす
どこの会社でも、人間関係の問題はついてまわるものです。
特に板挟み問題は、日ごろからの立ち振る舞いに左右されるものですので、品行方正な人を演じる必要があります。
会社の何に重きを置くかは人それぞれですが、ベストなことは目の前の業務に集中することです。
それを妨げる要因が、人間関係に起因しているのであれば、
- 上司などに相談する
- 自分の意思をしっかり持つ
- ストレス解消法を実践する
- 立ち回りに気を付ける
このような点に意識を向ける事で、好転するという記事でした。
今回の記事の内容に関しては、ノーリーの実体験やコンサルをしている中で多く耳にする事象から書いてます。
できれば毎日の会社勤めは、楽しく過ごしたいものですね。
板挟みのストレスに悩める社会人の方がいましたら、今回の記事を参考にしてみてください。