

今日はタイトルにある通り、会社を辞めたいと思うのは何が原因か?
ここに焦点を当てて書いてみたいと思います。
会社に置いて、人間関係に悩んだ経験は誰でもあると思います。
この記事では、
この記事を読む事で、人との接し方の意識が前向きになると思いますよ!
この記事で分かる事
人が会社を嫌になるのは人間関係にある

ズバリ人が会社を嫌になる、行きたくなくなる。
その原因の一位は「人間関係」にあります。
そんなバカなとお思いですか?
何となく身に覚えがありますか?
なぜ人間関係と言い切れるのか、その理由も踏まえ、僕が思う事を書いていこうと思います。
僕自身、普段色々な会社に置いて、マネジメントのコンサルも受けています。
どの企業においても、人間関係のトラブルは必ずあり、大なり小なり離職率に影響していることを、この目で見てきました。
その観点からのお話になります。
複数の人と働くのはなかなか難しい

会社に勤めると言う事は、自分以外の人と絡むと言う事です。
オフィスでも工場でも、これは当然の事と言えるでしょう。
自分で会社を興して自由気ままに一人で働いている人もいますが、そう言った方は稀です。
大多数の人は、上司に気を使い、同僚に気を使い、部下に気を使う。
この様な事を毎日続けてるわけです。
組織の中で上り詰めれば気を使うのは軽減されます。
役職が上がっても人の悩みはついてくる
役職が上がったり、役員になれれば状況は多少変わるでしょう。
しかし本質は一緒です。
彼らは彼らなりに、他人に気を使いながら毎日働いているのです。
他人に気を使うと言う行為は、日本の文化とも密接に関係していますね。
他の人となるべく同じように振る舞う。
いわゆる長い物に巻かれる文化が目の前の安泰につながりますから、良くも悪くも組織の中で浮かない様に生活する事を強いられた文化の結果とも言えるでしょう。
欧米の働き方はいい意味で個人主義
以前欧米の方と一緒のチームで働いた事があるんですが、何というか彼らは自由です。
自分が仕事が出来ない事も気にしない、怒られようがつまはじきにされようがお構いなしです。
いかなる時も、彼らは素のままなんですよ。
楽しかったら笑い、気に食わない事があったらちゃんと自己主張する。
こんなに文化が違うんだと思った記憶があります。
余談ですが、そんな文化の違う欧米圏の人も、自分が興味を持った仕事と「このままじゃいけない」と思った時のエンジンのかかりようはすさまじかったですよ。
過去見た事ないほどのレベルで成長して、結果会社に見事に貢献してました。
人は気を使いすぎて疲れていく

結局のところ、日本人は気を使いすぎて自ら疲れていくんですよ。
周りに社歴の長い人はいませんか?
意識してみて欲しいのですが、
大人しい感じの方でも共通しているのは「我関せず」をうまく実践してる人だったりします。
日本人の大多数の人は自己主張が苦手だったり、小心者なんです。
責任を取らされるのもいやだし、出来るなら怒られたくない。
その結果、必要以上に周りの人を助けたり、頑張ってるところをアピールする事になってします。
この様な気の使い方をしていると、段々と疲れていくんですね。
体力的にも精神的にもどんどんと下り坂を滑って行っているイメージです。
その先にあるのは退職です。会社がいやになったり、行くのが億劫になったりするわけです。
環境が~とかスキルアップが~も結局は人間関係

自分はそれなりの役職についてた時期もありますし、メンターや面接官を担当していた時期もあります。
多くの人と一緒に働いて、自分より先に辞めていく人も何人も見てきました。
理由は様々ですが、人間関係で「〇〇さんとはもうやっていけない」的な理由のほかには、
- 「待遇や環境面に問題があって退職します」
- 「スキルアップも兼ねて」
などが上位に入りますね。
正直に言うと、最初に挙げた人間関係の問題でっていう理由なら分かりやすいですし、その後対応の仕方もあるんですよ。
大事なのはそれ以外の理由です。
環境が~にしろ、スキルアップが~にしろ、実はその根底にあるのは人間関係なんですね。
後ろ向きになるのは他人と比べてしまうから
こう言った理由を挙げて会社を辞める人は、正直に自分の感情を表に出していません。
いかなる理由も、自分と誰かを比較する事で初めてマイナスを感じてしまうんですよ。
同じチームで似たような仕事をしているのに、あっちの人の方が評価されている気がする。自分は評価されていない。
そしてその根底にあるのは、元々その人が苦手だったり嫌いだったりするんです。
つまり会社にいても面白くないんですよね。
人知れずイライラしたり、ムカムカしたり。周りの人が知らない間に一人で悶々としているんですよ。
これに気づいてからは、部下が退職の相談に来た時は、「正直に人間関係について教えてくれ」と言う風に対応していました。
藪をつつくと蛇が出てくる事も

この見出しにある言葉、「藪をつついて蛇を出す」は日本のことわざです。
意味は「余計な事をすると余計な結果が出てくる」と言う物です。
これを地で行っていて、部下が環境を変えるために辞めますと言ってきても、とりあえず人間関係についても触れる様にしていました。
すると出てくる出てくる、本人はオブラートに包めてるとお思いでしょうが、「あー、〇〇さんの事が嫌いなんだな」とか「〇〇さんを妬んでるんだなー」と言うのが良く分かります。
それをごまかした理由が「環境が~」とか「スキルアップ~」になってるだけなんですね。
中には知りたくない事も出てきます。まさに蛇です。
こっちとしては、どこまで踏み込んでいいかもわかりませんし、なにより既に退職の意思を固めてしまってますし。
その時いつも思うんですよ、「藪つついちゃったなー」と。
色恋沙汰以外にも、いろんな蛇が出てくるので、聞く側としてもある程度覚悟してヒアリングする必要があります。
マネジメントは人の課題に踏み込まない事が大事

会社に不満を感じさせない一つの方法は、他人の課題に踏み込まない事です。
組織をまとめる立場の方なら、周りの人にもこれを浸透させましょう。
よくあるのが、部下のモチベーションを上げるためにと言うマネジメントの一環で、個人個人の課題を導いてあげようみたいなものです。
これ自体は非常に重要な事なんですが、その後部下の課題に踏み込んでしまう上長はよく見ますね。
課題をあぶりだしてあげるのはいいですが、踏み込まない事です。
踏み込むと何が起きるか、部下からすると「あの人は俺がこんなに苦労してるのに助けてくれなかった」と感じ、上長は「これだけ面倒を見てるのに全然やってくれない」と言う乖離が発生します。
一度この誤解が生じると、お互い信用を取り戻すのは時間がかかります。
そして、その間に部下の方が辞めてくケースが多いですね。
自分も相手も長く会社に勤める秘訣は、人の課題=業務に必要以上に立ち入らない事なんです。
先ほど書いた欧米の人の働き方に似てて、うまく自分の仕事だけに集中するのがベストなんですよ。
退職に至る人間関係まとめ
まとめると、会社が嫌になったり行きたくないのは大半が人間関係に起因しているって事です。
腹が立つ人がいたら誰だって嫌でしょうし、大事なのはそういう人を自分の中で極力作り上げない。
そのためには人と自分を比べない事、人の課題に踏み込まない、踏み込ませない事です。
言うは易し行うはがたしですが、目の前の業務に集中する事が一番いいんですよ。
それだけコツコツと積み重ねていけば、評価もある程度ついてきますし、中には会社を辞めなくて済んだと言う人も出てくるかもしれません。
この記事は日曜の夜12時ぐらいに書いてます。
明日からまた月曜で一週間が始まりますが、毎日少しでも楽しく過ごすために会社に行きたくない、辞めたいを軽減する事の参考になればと思います。
ではでは!